■Delphi 2005 届きました。
Delphi 2005 Professionalが届いたので、Windows XP SP2 .NET1.1 SP1のマシンにインストールしました。インストールは全く問題なく作業できました。そして、Delphiを起動させると・・・default.htmに対してWindowsファイヤーウォールからだと思われる警告が出ましたが、Windowsファイヤーウォールを適当に設定すると出なくなりました。(これで解決したのかどうか本当はあやしいですけど・・・また、Norton Internet Securityは問題なかったです)
今回は、過去のWin32のアプリケーションがコンパイルできるかどうかをチェックしてみました。まず、自作コンポーネントのインストールをしてみました。
ここで問題になったのは、コンポーネント内で、Delphiのバージョンチェックに {$IFDEF VER150}等を使っていましたが、Delphi 2005のバージョンがわからなかったので、{$IF RTLVersion >= コンパイラバージョン}に変更しました。
ちなみにDelphi2005のコンパイラバージョンは、dcc32.exe /?とすると
Borland Delphi for Win32 コンパイラバージョン 17.0
と表示されます。
無事にコンポーネントのインストールが終わったので、自作のアプリケーションをコンパイルしてみました。
まず、プロジェクトを開きますと、
「自分自身を継承元とするフォームは読めません。」
という警告が表示されました。
いろいろ調べた結果、DataModuleのユニットをDataModuleという名前で保存していましたが、これが問題のようでした。(Delphi7までは、許されていたのに・・・。)
あと、Indyのパスがきちんと通っていないようでしたので、ライブラリパスとブラウザ検索パスに追加しました。
しかしながら、インストール時、Indy10を選択したのですが、このプロジェクトではIndy9を使っていたため、Indy部分は、コメントアウトする破目に陥りました。(もう少しバージョン間の互換性を持たせて~。)
無事コンパイルできたので、実行ファイルのサイズを比べてみますと
2732KB (Delphi 2005 Pro)
2585KB (Delphi 7 Pro)
となっています。
その他としては、
・検索結果のメッセージ欄の日本語が文字化けしています。
・デスクトップにファイルを移動して作業しても問題なかったので、日本語のフォルダ名も使えるみたい。
といったところです。
まあ、Win32アプリケーションの開発においては、当たり前ですが、従来のDelphiの感覚で使えそうです。
| 固定リンク